熊本市中学校英語教育研究会
令和6年度授業研究会の様子
南部地区の授業研究会では、「英語でお互いの意見を伝え合う活動についての工夫」を討議の柱に設定し、様々な実践報告や質疑応答を通して学びを深めることができました。その中で教科書のLet's talkや市中英研のHPにあるSmall Talkを活用することによって少しずつ表現の幅を増やしていくことが有用であることや、小中連携をすることで小学校の時に使っていた表現を思い出させることの意見がでた。また、助言者の林田校長先生からは、教師側の英語の発話量や、言語活動の充実が今回の授業ではしっかり達成できていることや、目的・場面・状況を設定することの大切さについてのお話をいただいた。
西地区では、1年生と3年生の2つの授業を公開していただいた。1年生では、warm-upから教科書内容理解、音読まで、日頃からパターンが決まっているため、最小限の指示で、生徒たちが次々とテンポよく活動していた。ペアやグループでの練習やChatなど圧倒的な英語の活動量であった。
また、普段は単元の最後に行うSkit作成と発表も見せていただいた。生徒たちが自分たちで工夫して作成し、映像なども用いて、生き生きと楽しそうに発表しているのが印象的であった。
3年生はALTの先生とのTeam-Teachingであった。生徒の活動の様子を写した写真を用いてのSmall Talkで始まり、インフォメーションギャップを用いたインタビュー活動や、後置修飾を用いて写真の説明を班で協力して考える活動など、ALTとJTEの先生が協力して考えられた活動に、生徒が意欲的に取り組んでいた。
授業後の研究会では、ALTとの協働のあり方、ICTの活用、4技能をどの順序で指導したらよいかについて話し合った。各学校での取り組みなどを聞くことができ、有意義なものになった。